桜花抄





サーティーファイヴです。

 

そう。

 

本日をもちまして、ワタクシ、僭越ながら35歳と相成るわけでございます。

 

 

本当ならコヒーバを燻らせながらジャガーを転がしているはずだった年齢です。

 

 

ですが、実情はどうでしょう。

 

キューバ産の葉巻はおろか、もはや電子タバコすらすっかり卒煙しました。

ジャガーどころか愛車はビッグスクーターと丸ノ内線です。

 

 

思えば、

本当ならもっと苦み走ったハードボイルドおじさんになる予定でした。

 

「ご注文は?」

「ドライマティーニを。それと、君の名を」

初めて入ったバーで女性バーテンダーをいきなり口説いてみたかった。

(しかし現実は、人見知りなので店員さんとあまり話せない。どころか自分の店のお客さんとも上手に会話できてるのか不安)

 

 

「空が、嘆いている・・・」

ゴルゴみたいなガウンを着てブランデーグラス片手に高層ホテルの大きな窓から都会の朝焼けを眺めながら意味不明にそう呟きたかった。

(しかし現実は、空を突く高層ビルを眺めアホ面で「そら、きれい」とつぶやくのが関の山)

 

 

「先輩くわしいですね~」

ブルースとジャズの違いを柔らかくロジカルに説明して後輩の女子社員にちやほやされたかった。

(しかし現実は、「ランチやってます」のノボリを出すときに小さな声で「ドラゲナイ~ドラゲナイ~♪」と歌いながら肩にノボリを背負うのがワタクシの最も音楽的な活動)

 

 

「あの頃は若かった」

大人の余裕をのぞかせながら追憶の中でグラスを傾けたかった。

(しかし現実は、単なる周回遅れの人生で消耗する日々、いつまでたっても成長しません)

  

 

そうです。

 

 

中年男性の渋さなどこれ皆無で、未だに思春期みたいなメンタリティで生きています。

 

 

しかし一方で歳を重ねるにつれて”イノセントな何か”に惹かれる自分がいるのも事実であります。

 


 

3月の末でした。

 

友人のTのご令嬢の保育園仲間のパパ友ママ友が貸切でご利用してくださいました。

 

 

当店では大人10名さまから貸切に対応しております。

貸切の際には飲み放題の利用を約束していただいていますが、お子様の分の料金は頂きませんし、持ち込みも自由です。

今回のTくんグループは、飲み放題3時間(2980円)で食べ物はすべて持ち込みでした。

 

当店常設のホットプレートを利用して焼きそばや焼き肉を焼いたり、厨房のフライヤーで子どもたちの為の唐揚げやポテトフライを揚げるなどしてさながらホームパーティです。

 

その日はちょうど保育園の卒園式で、前の週から桜予報ではちょうどその週末に東京地方でソメイヨシノが満開を迎えるだろうとしきりに伝えていました。

Tくん御一行も御他聞に漏れず卒園式に出席したその足でお花見をしたのち、夕方から当店での貸切をご利用の予定でした。

 

しかしながら、桜予報では絶好のお花見日和を伝える一方で天気は朝から雨の予報でした。

 

「昼の12時半からに変更なんだけど、大丈夫?」

「お花見は?」

「雨っぽいんだよね」

「わかった。早起きする」

 

“ちょいおし”で13時からスタートした飲み会は大混雑アンド大盛況で、テレビ画面にYou Tubeの映像を流すと、子どもたちは食い入るようにテレビにかじりつきます。

子ナシのワタクシはそのアニメがなんなのか、まっっっっったく判然としません。

なんだかポップアートみたいなアメコミっぽいキャラで、我々の頃のアニメとは雲泥の差です。

 

 

これが平成の終わりに生まれた子たちと唱和の終わりに生まれた我々との文化的資本の差か(´・ω・`)

 

 

我々のころのアニメと言えば、江戸川コナン(正体は高校生探偵の工藤新一だが幼馴染の毛利蘭と遊園地へいった際に黒の組織の取引を目撃してしまった報復にアポトキシンを飲まされて身体が小児化してしまった。なお、そのことを知っているのは西の高校生探偵こと服部平次と新一の隣の家に住むアガサ博士、そしてシェリーのコードネームで黒の組織に属していたが自らアポトキシンを服用して幼児化した灰原哀こと宮野志保である)やモンキー・D・ルフィ(麦わら海賊団の船長)などのように男子心を露骨に引きつけるキャラか、木野まこと(セーラージュピターこと一番可愛いセーラー戦士)みたいな女子が憧れる女キャラがメインストリームで、スポンジボブみたいな擬人化キャラすら珍しかった時代です。

 

今の子どもたちはきっと創造性が豊かな大人に育つんだろうなぁ(⌒▽⌒)

 

そんな事をぼんやりと思いながらポテトフライを揚げていると、Tくんが手伝ってくれました。

どうやら今日はパパたちが料理担当のようです。

いえ、そもそも女性が料理をするという発想自体がたいへん昭和的です。

家族とは、分業制のチームプレーです。

聞くと、普段からパパが料理担当というご家庭も少なくないようです。

 

「なんだか、人格者だらけだなぁ(´・ω・`)」

自身の生活をかえりみて、自らの至らなさに思わずヘコむワタクシ。

「まあいいや、とりあえず俺も飲もう!(*´∀`*)」

キッチンドランクしているパパたちに便乗しワタクシも持ち込みの残波プレミアムをロックで頂戴致します。

 

うん、芳醇(⌒▽⌒)

 

揚げ物のみならずホットプレートもジュージューと音を立てています。

 

 

 

名前が書かれた色とりどりの紙コップは子どもたち用です。

 

そう。

子供にガラスのカップは危険です。

子ナシのワタクシは、そんな当然の配慮すら日常の中ではあまり気づきません。

かつて上司に忠告された「子育てをしないと部下を育てられないよ」の言葉が不意に反芻してきます。

 

部下の育成はともかく、価値観も知識も全く異なる存在との共存の難しさって、こんな小さなところにも垣間見えるんだなぁ(*´∀`*)

 

日常は発見や気付きの連続。なんて言ったら大げさですが、日常は感じたり思ったりすることの連続であります。

 

観察していると、子供というのはやはり奔放で協調性がありません。

そのぶん大人たちはママ友パパ友同士で良い連携ができていて、まるで高校の同級生が集まっているみたいにすら感じます。

 

いつか自分に子供ができたら、このように新たなコミュニティにも帰属するようになるのかな^_^

期待と不安が入り乱れてるなぁ、人生って(´・ω・`)

 

海原を漂うような、とても心地の良い酔いにまかせて、ぼんやりと自分の将来を夢想したりしてみます。

 

パパさんたちがビールをジョッキに注いでいる姿をぼんやりと眺めていると、子どもたちの溌剌とした声すら心地が良いです。

「ビール注ぐの、上手くなりましたね」

抜かりなくパパさんもおだてておきます。

(*´∀`*)

 

そんな風にして、

みんな厨房にも出入りするし自分でドリンクをつくるという自由度の高い貸切飲み放題プランはタケナワを迎えるのでした。

 

 

なにかとサイズ感がちょうどいい当店では、貸切も可能となっております。

貸切パーテーのご用命はぜひご相談ください。

当店は防音壁なので演奏も可能ですよ(*´∀`*)

 

 

Tくんが持ち込んだ餃子が、バチボコに美味かったのですシェアします。

どこかで見かけたら是非買ってみてください。冷凍餃子の限界を突破してます。

 

 

さて、そんな35ちゃいのワタクシですが、なんと、実の妹に42歳だと思われている疑惑が発生致しました。(´・ω・`)

 

見た目は大人、中身は子供。(´・ω・`)

 

 

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