ゲレンデみたいなメレンゲで。

 

あ、ども。

 



 

1ビットコインが130万円を超えたらしいですね。

 

ワタクシ一年以上前ですが、少しだけビットコインを保有していた時期があります。

 

のちに開業費用の融資を受けるための金融資産の棚卸をした際に清算してしまったのですが、あのまま保有していれば数百万円になっていた訳で、開業費用も自費で賄えたはずで、なんだか夢があるのかないのかよく判らないですねぇ(´・ω・`)

 

 

かといって地団駄踏むほど悔しいかと言われると、意外とそうでもないので「ぼくのメンタルも少しは太くなってきているのかな」なんて頼もしく感じたりしてます。

 

太くといっても尿道カテーテルくらいの太さですが(´・ω・`)

 

 

 

ちなみに今はビットコインほど高騰していない新興仮想通貨をほんの少し保有してます。

みんな言ってるけど、コインチェック、おすすめです。

ビットコイン取引高日本一の仮想通貨取引所 coincheck bitcoin

 

 

 

 

で、なぜ仮想通貨の話をしているのか。

 

 

実は、当店も仮想通貨で支払いができるようにしたいと考えております。

まだ構想段階ですが。。。。

 

 

 

 

たとえばこうです。

 

「今日は相場が良いので、仮想通貨で支払い」や「仮想通貨が下落したので今日は現金で支払い」などの選択肢が増えるのはユーザビリティの観点から悪くないと思います。

 

 

場合によっては相場の値上がりで、実質タダで食事ができる可能性も大いに有り得る訳ですし。

 

 

もし両替商の免許を持っていたらドル紙幣やユーロ紙幣での支払いにも対応したいのですが、法的にぼくがよく着ているパーカーの色なので今は現金とクレジットカードと電子マネーのみ対応となっております。

 

 

 

 

 

Finance(金融)とTechnology(技術)の造語をフィンテックというらしいですね。

 

いつかこの卑猥そうな響きの技術革新によって、あのクソめんどくさい確定申告から開放される日を待ち望んでやみません。

 

 

あーあ、なんて言ってる間に年末ですよ。これ自営業のつらいところね。(虐殺行為はNO)

 

 

 



 

 

 

年末といえば今年の流行語。

2017年の年間大賞は「インスタ映え」「忖度」だそうです。

 

忖度がすごいのは「あの行為のことを『忖度』と呼ぶ」と認知させた事そのものではないでしょうか。

 

「忖度なんて単語、知らなかったよ~」と言いつつ「いつかしたあの行為、忖度っていうんだ。へぇ~」と妙にストンと落ちてくるあたりが気持ちいいです。

 

 

ワタクシもわりと「忖度」は得意なほうだと自負しております。

 

 

一方、不得意なのが「インスタ映え」のほう。

 

 

 

なにしろ、ばえない。

 

 

ぜんっぜん、ばえてない。

 

 

背後にピカチュウのぬいぐるみを置いても、ばえてない。

 

 

多崎つくるよりも色彩に乏しい写真しか撮れない。インスタ巡礼の旅にでも出たろかワレ。

 

 

 

 

 

「店長、いまはインスタ集客の時代だよ。インスタヴァエする写真をアップしなよ」

 

これまで多くのお客様からアドバイスをいただきました。

 

その度に、

 

「ふぅん、Instagramですか。あのウェイウェイうるさそうな容姿に自信のあるパリピ連中御用達のSNSね~」

 

とナードをレペゼンしたような口調で悪態をついていたのですが、

 

少なくともワタクシのクソどうでもいい日常をブログに書くよりはよっぽど華やかな集客手法だし、

 

正直ワタクシはリア充とか、ちょっとだけ、羨ましい。

 

 

 

ワタクシだって「スタバの新作を頬に寄せて微笑むオレ」を写真に撮りたい(´・ω・`)

 

 

 

みんなに「キミの生活は華やいでいるね~」と「いいね」されたい(´・ω・`)

 

 

 

恥を偲んで告白すると、ほんのちょっとだけ「流行に敏感なインスタおじさん」になってみたいのです。

 

 

 

そうです。

 

 

ワタクシとて、実はインスタ映えたいのです。

 

 

映えてくれ!!!

 

 

なんならついでに毛髪も生えてくれ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

そんな風に思いながらも、色彩に乏しいワタクシの日常には「スタバの新作」や「羽田のラウンジ」とのエンカウントは皆無でした。

 

 

 

 

 

 

 

そんな矢先、ワタクシは「究極の卵かけご飯」を知りました。

 

 

 

 

え?????

 

 

 

究極の卵かけご飯?????

 

 

 

だって????

 

 

 

 

 

嗚呼っ!!!

 

なんて素晴らしいネーミングでしょうか!!!

 

 

キャッチーで語感が良くダイナミックかつこだわりを感じさせる命名です!

 

 

オシャレな眼鏡をかけたセンスの塊みたいな広告マンがバックについてるような、非の打ち所のないネーミング!!

 

 

当店の「凄まじき豚の角煮」や「合法のハーブ満載のパクチーサラダ」のような「言うのが恥ずかしいから注文しない商品」とは太陽と冥王星ほどの開きがあります。

 

 

自分のひん曲がった語彙力を熱い炎の中でハンマーを打ち付けて鍛造されるような衝撃とともに、ワタクシは一瞬で「究極の卵かけご飯」に恋をしてしまいました。

 

 

 

好きな人ができると相手のSNSアカウントを検索してアップされている写真をせっせと保存する中高生のように、ワタクシはさっそく「究極の卵かけご飯」を検索にかけました。

 

 

そうです。

 

 

ワタクシの肥大化した恋慕はもう取り返しのつかない行為に手を染めてしまったのです。

 

 

 

 

 

 

地方在住で持ち家で子供は二人で旦那は信用金庫職員の専業主婦にありそうなセキュリティを全く掛けていないFacebookアカウントよりもガバガバな「究極の卵かけご飯」の写真を見つけるのは容易く、出るわ出るわの出血大サービス。

ジャンジャンバリバリ発掘される「究極の卵かけご飯」のあられもない姿に大興奮のワタクシ。

 

 

「これならオレでも作れる!!!!」

 

 

 

しかも超簡単に!!!

 

 

そう。

 

 

 

ワタクシは超簡単にインスタヴァエする料理を作れることを知ったのです(*´∀`*)

 

 

 

 

うぇ~~~い☆

 

自分の中のリア充が金切り声で叫ぶのを押し殺しながら、さっそく鶏卵を割るワタクシ。

 

 

おもむろに卵白から卵黄を引き離し、メレンゲになるまで泡立てます。

 

 

「・・・メレンゲとゲレンデで踏めるな」

 

 

ラッパーでもないのに韻を踏める単語を見つけてはトキめくという無駄に楽しいホイップタイムヽ(*´∀`*)ノ

 

 

「サクサクまでいっちゃうと美味しくないだろうなぁ」

 

 

「フワフワくらいでやめておこう」

 

 

ホイッパーをとめて渋めの鉢に盛る炊きたての御飯。

 

 

「・・・おっ!  『炊きたての御飯』と『有明のそば』と『カキタレ女』と『五月雨コトバ』と『明日へ届かん』で踏める!!」

 

 

自分の押韻の能力に感心ながら、一瞬、調理工程をラップにして歌うスタイルのお笑い芸人になれるかも知れないと思いましたが、よく考えたら既にそーゆー奴いたので厳粛な表情に戻って熱々のご飯にメレンゲを垂らします。

 

 

暖かなご飯の上でも壊れずに形を保っているメレンゲのトップに、取り置きしておいた卵黄をプットオン!!!

 

 

そっとかつお節を添えて。。。。。。

 

 

どやぁ~っっ!!!( ^ ー ^ )

 

 

 

 

 

 

いかがでしょうか。

 

 

 

このインスタ映えてる感じ(*´∀`*)つ

 

 

 

ハンパなきフォトジェニック!\(^o^)/

 

 

 



 

 

・それでは、実食!!!

 

写真撮影もそこそこに、「醤油スプレー」を吹き付けてレンゲでかき回した「究極の卵かけご飯」を口もとへ。。。。。

 

 

 

 

 

んっ!!!

 

 

 

 

 

んまいっ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・かぁ????????

 

 

 

 

いや、正直、無骨で野蛮な「オールドスクール鶏卵かけご飯」のほうが美味しい。

 

 

わざわざメレンゲ状にする意味もないし、なんだか、舌触りと風味が一致しない。

 

 

ちゃぶ台の上で仔羊のテリーヌ・ロッシーニ風~季節の根菜を添えて~を食べている気分。

正座して。

 

 

 

 

これ、正直、うまくないぞ~!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

しかし、MC調理工程ことワタクシは恋する男。

 

こんな事ではへこたれません。

 

ポジティブにこの状況を捉えるのだ(*´∀`*)つ

 

そう、今回の恋人とはうまくいかなかったけれど、失敗から学んだものがある。

 

 

 

 

そう。

 

それは、

 

「インスタ映え」と「美味」が並立しないという事実。

 

厨房という現場でそれが実証されたのです。

 

リアルをストリートで証明したぜ!!!yo!!!

 

 

 

 

とはいえ、です。

 

 

ワタクシのあまりのインスタ映えなさは、自分としても不甲斐ない。

 

「あ~あ、なんだかなぁ~」

 

おもむろに呟きながら意気消沈するワタクシ。

泡立った卵かけご飯を、さらにレンゲでかき混ぜます。

 

「やっぱり垢抜けないな~おれ」

 

なかなか箸が進みません。

 

「インスタとか、しょせん虚飾なんだよなぁ~」

 

インスタ映えとは程遠い日常の片隅で、美味しくない卵かけご飯を頬張りながらワタクシは強く決心しました。

 

 

 

 

いつか仔羊のテリーヌを食べる機会があれば、ぜっっっったいにインスタにアップしてやる!!!!